


アイデアからビジネスモデルを生み出す〜ビジネスモデル・キャンバスの使い方

白地(しらじ)を作る営業活動とは?〜マネージャー必見

世の中には多くの隠れたニーズが埋もれています。
たとえば、BtoCなら生産者が知りたい消費者のニーズ、BtoBならモノづくりの会社が知りたい部品・部材を必要とするメーカーや設備・建築会社のニーズなどがあります。
そしてそのニーズに対して適切な答えを表すことを、マーケティングでは「シーズ」と言います。
簡単に言うと…
僕たちアクアマイクロは人の思考や経験の中に埋もれてしまう、この「ニーズとシーズ」をマッチングさせるデータベースソリューションを開発・供給している会社です。
今回はこのデータベースツールを使うとどんなことが実現できるかを解説していきます。
「他人が欲しい物は意外と分からない」そう感じることが多いのは何も僕だけのことではないと思います。
人間である以上、思考には必ず偏りが存在します。
人間は自分の経験や知識、常識に基づいて自動的にある仮説を脳内で立てます。これをバイアスと言います。
せっかく女性に花束を贈っても、必ずしも相手が喜ぶとは限りません。
たとえ、客観的なデータに基づく分析であっても、分析者が人間である以上、必ずバイアスがかかるものです。
そして、バイアスには良い面も悪い面もあります。
まず、悪い面ですが、それは「思い込み」や「偏見」と同義に捉えられるバイアス「認知バイアス」です。
特に客観的根拠はないのにも関わらず、過去の経験や信頼している相手からのアドバイス、文化や宗教、習慣などに基づいて物事を判断する考え方です。
例えば…
これらはまるで都市伝説のように常識のごとく語られますが、実際にはいかがでしょう?
正確にはその人が経験してきた文化や常識、そしてそこから生まれた嗜好性によるのではないでしょうか?
「いやいや、そのとおりだよ」という方がいらっしゃれば、それはこれまでそういう経験が多かったからに過ぎません。
一方で、時にバイアスはとても有用です。
例えば、客観性を担保するためにありとあらゆるデータを、考えうる全ての手法で分析するとなると、それはもうとんでもない労力です。
こういった場合、僕たちは信頼できそうな認知バイアスに乗っかってしまう方があきらかにコスパが良く、賢いと考えます。
たとえば、経験豊かなプロの知見や判断に委ねることで、労力を必要な部分にだけ集約することができます。
このような、過去に蓄積した知見のことを「ヒューリスティック(経験則)」と呼び、知見のある専門家のレビューや分析のことを「ヒューリスティック分析」といいます。
プロの世界では分かりきったことを基準値として分析していくため、無駄な労力を省き、仮説を効率よく出せるという利点があります。
心理学では、ヒューリティックによって覚えた認識を「認知バイアス」と呼んでいます。