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ものづくりをヒト中心で考える〜デザインシンキングの考え方

商品・サービス開発にはさまざまなアプローチ方法があります。
従来からよくある考え方として、「この商品は売れるのか?儲かるのか?」もしくは「技術的に実現可能か?」といった製造側の都合が重要視される傾向にありました。
しかし現在では、欲しいと思えばネットで迅速に、しかも安く世界中の物が買える時代になり、差別化が難しい時代になりました。
そのため様々な企業が、「ユーザーに選んでもらうためには何をすればいいのか」という課題で頭を悩ませています。

ユーザー思考に寄り添う

そこで注目されているのが「ヒト中心の発想方法」です。
この手法を「デザインシンキング(デザイン思考)」といいます。

参考:Google re:Work-デザイン思考でイノベーションを生み出す

デザイン・シンキングは、デザイナーがデザインをおこなう際に用いられる思考のプロセスを体系化したもので、いわゆる左脳ではなく、右脳を使って考えるという手法です。具体的には、ユーザーのニーズを調査し、ユーザーが直面している課題について共感を深めていきます。

結果として、ユーザーが本当は何を感じ、何を考え、何に困っているのか、何を望んでいるか、といった視点からものづくりを考えることができるのです。

インタビューから共感を導き出す

まずは、ユーザーインタビュー(ヒアリング)からスタートします。
この際に、ユーザーの視点に立ち、自分の思い込みを捨て、ユーザーが置かれている状況や感情に「共感」することが重要です。

インタビューするユーザーは平均的なユーザーよりも、あまりそれを使ったことがない初心者ユーザーと、少し極端なプロユーザーをピックアップすると良いでしょう。

共感するためには、話を聞く前に自分の思い込みや見解を捨てる必要があります。
そして、インタビュー時のコツは相手の話に傾聴し、決して話を遮らないことです。

また、こちらからユーザーに質問することも重要です。
質問は オープン・クエスチョン形式(Yes/Noなど答えを特定しない形式)で実施します。インタビューや観察のなかで登場したキーワードや疑問点をさらに掘り下げていくための質問をします。

「それはなぜですか?」を数回繰り返すと、本人も気付いていなかった本質にたどり着ける可能性があるためです。
また、誰しも話を聞いているうちにその解決策をいろいろ考えてしまいますが、決して相手の答えを誘導してしまわないように、共感して頷くだけにしましょう。

この記事を書いた人

はじめまして、僕はアシマと申します。一部ではサイト管理者と激似との噂もありますが、ご存知の方はくれぐれも内密に。
ビジネスにお役立ていただける記事をどんどん書いていきますので、宜しくお願いします。

▼アシマの中の人の略歴

  • 学生時代には経営・財務の分野を学び、建設・不動産業界で経理部に在席。
  • 家電メーカーにて直営店舗の運営、マーチャンダイザーを経験。PCのBTOビジネス推進や、デジタル一眼カメラのセミナー講師、直営の免税店を経験。
    また、グループ企業のWebマスターとして、ポータルサイト、eコマースサイトの制作・運営、情報セキュリティマネジメント、ナレッジマネジメントを推進。
  • 神奈川県の家電量販店にて情報部門リーダー、都心店舗の店長を経験。
    その後、店舗開発部で新店舗出店時のレイアウト設計やスタッフの育成、出店準備、VMDの企画・制作などを歴任。
  • システムインテグレーターとして、手術室及び血管造影室の画像・映像配信システムの開発・設計、エンジニアリングを担当。さらに、遠隔手術支援システムの企画・開発を担当し、専門誌へ医師の偏在問題に関する論文を寄稿。
    また、医療向けシステムやフェリーの設備を安全にリモートメンテナンスするソリューションを開発・運用。
    その後、会社のリブランディングプロジェクトへの参画、デジタルマーケティング組織の立ち上げ、メディカル組織のマネジメントを経験。
  • 現在はクラウドサービスの開発会社でマーケティングディレクターとして、導入企業様のコンサルタントを担当しております。