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品質そのものよりも大切な「知覚価値」とは?〜消費者が感じる価値観

とても素晴らしい製品を作ったり、お客様のためになるサービスを作ったとしても、対象としている顧客の心に響かなければ買っていただけるチャンスはありません。

顧客満足度を上げることはとても大切なことですし、そのためにはまず製品・サービスの品質を上げなければと考えます。もちろん、間違っているわけではなく、これはこれでとても大切なことです。

価値観とは何だろう?

たとえば、見渡す限り周囲に何も無く、交通の便も悪い過疎化した村に多くの移住者を迎え入れるのはかなり難しい課題です。

見渡す限り何も無い村

「自慢する観光資源もないし、こんな村に住んでみたいと思う人なんているだろうか?」と考えるのが普通です。

では、それなら村に派手なテーマパークや都会的なホテル、タワーマンションを建てれば移住者を増やせるでしょうか?

恐らく、ただ建立するだけでは投資対効果はあまり見込めないでしょう。

こういった難しい課題に正解はありませんが、少しでも正解に近い施策を打つことを考えなければなりません。

皆さんは普段、「それって何となくそんな感じ?」と思うことはないでしょうか。
たとえば、商店街によくある回転寿司と小洒落た外観の寿司店があったとします。食事を安く済ませたいと思う方は、恐らくよくある回転寿司の方へ入るでしょう。
しかし、品質の高い寿司を望んでいる方は小洒落た外観の寿司店の方へ入るのではないでしょうか?

高級品はどっち?

よく芸能人が高価な食材と安価な食材を見分けることができるかという番組がありますが、全問正解できる人はほとんどいませんね。これは提供者と消費者の認識に大きな乖離があることを表しています。

商品の価値をその提供者と同じように正しく認識しているユーザーなど、ほぼ存在しないと言っても良いでしょう。

なぜなら、消費者が価値を正しく認識するには消費者側にも提供者と同レベルの知識や経験が必要だからです。
つまり、消費者が感じる価値観とは、自分勝手に認識している価値「知覚価値」だということです。

この記事を書いた人

はじめまして、僕はアシマと申します。一部ではサイト管理者と激似との噂もありますが、ご存知の方はくれぐれも内密に。
ビジネスにお役立ていただける記事をどんどん書いていきますので、宜しくお願いします。

▼アシマの中の人の略歴

  • 学生時代には経営・財務の分野を学び、建設・不動産業界で経理部に在席。
  • 家電メーカーにて直営店舗の運営、マーチャンダイザーを経験。PCのBTOビジネス推進や、デジタル一眼カメラのセミナー講師、直営の免税店を経験。
    また、グループ企業のWebマスターとして、ポータルサイト、eコマースサイトの制作・運営、情報セキュリティマネジメント、ナレッジマネジメントを推進。
  • 神奈川県の家電量販店にて情報部門リーダー、都心店舗の店長を経験。
    その後、店舗開発部で新店舗出店時のレイアウト設計やスタッフの育成、出店準備、VMDの企画・制作などを歴任。
  • システムインテグレーターとして、手術室及び血管造影室の画像・映像配信システムの開発・設計、エンジニアリングを担当。さらに、遠隔手術支援システムの企画・開発を担当し、専門誌へ医師の偏在問題に関する論文を寄稿。
    また、医療向けシステムやフェリーの設備を安全にリモートメンテナンスするソリューションを開発・運用。
    その後、会社のリブランディングプロジェクトへの参画、デジタルマーケティング組織の立ち上げ、メディカル組織のマネジメントを経験。
  • 現在はクラウドサービスの開発会社でマーケティングディレクターとして、導入企業様のコンサルタントを担当しております。